【子どもプログラミングでよくある悩み】低学年や小学生でもプログラミングってできるの?

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YOKO

こんにちは!
WEBデザイナー&子どもプログラミング教室の先生の金原陽子です!
 @kinbara_yoko

現在、AIの発達によってプログラミング教育やSTEAM教育がより注目されています。身近なところでは、学校でダブレットが配布され、よりデジタルが生活の中に溶け込んできました。そんな中、習い事を考え始めている『低学年の子どもをもつ親さん』からよく相談を受けます。そんなお困りにお答えしようと思います。参考にしていただけると幸いです。

YOKO

新しく始める時って、不安になりますよね。

こんな方におすすめ!
  • 低学年の子どもがいらっしゃる方!
  • 子どもがタブレットをよくさわるという方!
  • 習い事を考えていらっしゃる方!
目次

筆者の結論と考えかた

YOKO

結論としては、低学年でもプログラミングはできます!

なぜなら、『その子の発達にあわせて理解できるように環境を整えるから』です。

例えば小学1年生が算数を習う時に、いきなり変数xとyを使って勉強しないですよね。まずは1+1=2のようなとても簡単なことから学びます。つまり、『環境を整えるというのは、その子が理解できるまたは理解できそうなことを提示すること』です。

YOKO

できるできないというのは『何をするかではなく、どのように学ぶか』で決まります!

プログラミングそのものが難しいのではなく、それを学ぶ方法が子どもに合っていないために、難しくなってしまうということがあります。私たちは、子ども1人1人をよく観察し、その子に合った学び方で一緒に取り組むことを大切にしています

相談を受ける内容

プログラミングに対して、以下の3つをよく言われます。

よくある質問
  • 初めてですけど大丈夫ですか?
  • ローマ字を習ってないのでできないですよね?
  • とにかく難しいんですよね?

初めてですけど大丈夫ですか?

YOKO

大丈夫です。初めてということに不安をもたないようにしましょう。

もちろん前提として、小学1年生に『6年生で習うこと』を使ったプログラミングをさせるのは、大丈夫ではありません。小学1年生には『小学1年生が理解できるもの』を使い、発達段階に合わせる必要があります。

ローマ字を習ってないのでできないですよね?

YOKO

できます。

おそらくタイピングの意識が強いのだと思いますが、プログラミングにおいてローマ字は必須ではありません。日本語でやれる教材を使えばいいです。もちろんローマ字がわかる方が、プログラミングをやれる幅は一段と広がります。ですので不要ということではありません

とにかく難しいんですよね?

YOKO

難しくありません。

大人がそう思っているだけです。

大人よりも子どもの方がスマホやタブレットを巧みに使いますよね。また、プログラミングを子どもが難しいと感じないようにするには、大人の対応が鍵となります。どんなことでも大人が「あなたにこれは難しい。できないよ。」と言い続けると、子どもは「そうかぁ難しいんだ。できないんだ。」と思ってしまいます。

『とりあえずやってみよう!』とポップにはじめてみる気持ちも大切です!

大人はどのように関わるといいの?

では、大人はどのような行動を取ればいいのでしょうか。

ポイントは子どもが自分で学んでいく姿勢を身につけることです。

STEP
やってみたいと思う題材を選ばせる

子どもが自分で選んだということが大切です。

子どもの年齢や発達段階を考慮すると、『この教材が正解だ!』というものはありません。子どもが「〇〇をやってみたい!」というものをやってみましょう。しかしそうでない場合には、子どもに3つほど選択肢を提示して、「どれがいい?」と言ってみましょう。「これがいい!」と子どもが選びます。選択肢が多すぎると選べないので、3つ程度が良いと思います。

大人の意図を含む表現は避けた方がいいでしょう。例えば「これはどう?」と言うと、「じゃあそれにする。(そう言われたから)」となる場合がほとんどです。

STEP
必要な道具をそろえる

子どもが見通しをもって、できそうだなと思うことが大切です。

ローマ字入力をする場合には、『ひらがなと大文字のアルファベットの表』を準備しましょう。『あ A』『か KA』『さ SA』『た TA』『な NA』のようなイメージです。

プログラムコードを真似すれば完成するような『プリントや本』があるといいです。本はページ数もたくさんあって気持ち的に厳しく感じる場合があるかもしれないので、必要な部分を印刷して1〜2枚を渡すといいでしょう。もしできるならばカラー印刷の方が取り組みやすいでしょう。

STEP
そっと見守る

子どもが自分の力でできたと感じることが大切です。

大人はじっと我慢です!どの程度の我慢かと言うと『しゃべるのは3回に1回』、『しゃべりたくなったら5秒待つ』をしてみましょう。この回数や秒数はあくまでも私の経験的な目安です。それくらい意識することが大切と言うことです。

STEP
必要なときだけ、声をかける

子どもの集中をさえぎらないようにしましょう。

子どもから「わからないから教えて。」と言われた時に声をかけるようにしましょう。教えないとできないと思う大人がたくさんいますが、必ずしもそうではありません。『できるようになる』のでなく『学ぶ姿勢を身につける』ことが大切です。

しかし、困っていても何も言えない子どももいます。この場合には「なにに困っているの?」「どのようにしたいの?」と声をかけてあげましょう。正解を教えるのではなく、『一緒に考える』ことをしてあげましょう。

プログラミングに限った話ではありませんが、子どもが取り組んでいる時には、できる限り子どもに任せてみましょう。誰でも自分で学ぶ力を持っていますので、それが最大限に発揮できるようにサポートするという意識をもつといいかと思います。

継続する大切さ

プログラミング的思考は、たった数回で身につくものではありません。何年も継続してぼんやり実感できるものです。

今後のことを考えると、基本的な操作を習得しないと前に進めなくなります。時にはタイピングの練習をしたり、ブロックを組み立てる真似をしてみたりすることだってあります。

大人からするととても簡単なことです。それが故に「遊んでるだけでは?」と思うかもしれませんが、そうではありません。大切なのは、その先に何があるかを見ることです。できるだけ子どもが継続できるようにサポートしましょう。

低学年でもできる教材!

  • toio『GoGoプログラミング〜ロジーボのひみつ〜』
  • toio『GoGoプログラミング〜アドバンス〜』
  • スクラッチ
  • Apitor Robot(ブロックを組み立ててロボットを作る)
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