【小学生プログラミングオススメ教材】toio『GoGoプログラミング〜ロジーボのひみつ〜』徹底レビュー

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YOKO

こんにちは!
WEBデザイナー&子どもプログラミング教室の先生の金原陽子です!
 @kinbara_yoko

toio『GoGoプログラミング〜ロジーボのひみつ〜』では、ロジーボという名の不思議なロボットたち、『エンタ』と『コロン』が課題や遊び方を教えてくれ、わくわくどきどきの冒険を旅します。この冒険が絵本という形で表現され、プログラミングによってロジーボを動かしながら、基本的なプログラミング要素を学習できます。子どもから大人まで、一生懸命に思考できる教材となっており、私の大好きな『GoGoプログラミング〜ロジーボのひみつ〜』をおすすめとして、ぜひご紹介したいなと思います!

YOKO

子どもたちはとってもかわいいロジーボたちを好きになると思います!

『GoGoプログラミング〜ロジーボのひみつ〜』の良いところ!
  • 総合的に考えて低価格!
  • 低学年でも自分で考えて進めることができる!
  • しっかり論理的思考を養うことができる!
目次

総合的に考えて低価格!

パソコンやタブレットがいらない!

費用とも大きく関係がありますが、やはりプログラミングを始めるとなると、とってもお金がかかると思う方が多いと思います。しかしこの『GoGoプログラミング〜ロジーボのひみつ〜』では、パソコンやタブレットがいりません!

始める時は、画像の左側の『toio本体』が必要です。『GoGoプログラミング〜ロジーボのひみつ〜』はソフトだと思っていただくといいかと思います。『toio本体』が2万円程度で購入でき、ソフトは4千円前後で購入できます。ちなみに私は、2023年にAmazonから本体とソフトがセットになっているバリューパックを購入し、価格は約2万円(中古)でした。もちろん2万円は大きなお金ですが、パソコンやタブレットの購入と比べると、お手頃な価格かなと思います。

きちんとやったときのボリュームがすごい!

なんと言っても、そもそものステージ数が豊富です!単純にステージ数が多いというわけではなく、1つのステージに物語の絵や言葉が書かれていたり、クリアするために必要な情報を教えてくれるページがしっかりと書かれています。また、どんどん課題をクリアして進んでいくと、内容が少しずつ難しくなります。そのため、1つのステージを突破するために思考する時間も次第に多くなります。

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お手頃な価格で始められて、内容はとても充実しています!

低学年でも自分で考えて進めることができる!

子どもも大人でも、『自分で進める』というのは難しいものです。始めてみようとは思うけれども、いざ始めてみようとすると、なかなか続かなかったり。なにか困ったことがあるとどうしていいかわからなかったり。人に聞ききたいけど、聞ける人がいなかったり。アドバイスしてくれる人がいたらいいな、助けてくれる人がいるといいなと思うわけです。そんな願いが叶っております!もちろん程よい手助けで、基本的には私たち(ユーザー)がしっかり思考するようになっています。

使い方がとても簡単!

絵本の中には電源の入れ方や使い始めるまでの手順が書かれています。また、toio本体の画面に「キューブの電源を入れてください。」というようなメッセージも出るので、戸惑うことはまずありません。キューブというのはロボットのことを示しています。

プログラミングのやり方は、なんと、専用のカードを並べるだけ!このカードには『いっぽすすむ』『みぎをむく』『ひだりをむく』など他に何種類ものカードがあり、『すすむ:黄色』『みぎ:赤色』『ひだり:青色』のように、カードの役割によって色がついています。視覚的にもわかりやすく工夫されているので、机の上にカードがばら撒かれていてもすぐに見つけることができ、集中が切れません。

なんと言ってもプログラムの『読み込み』と『実行』は、指定の場所にロボットを置くだけ!とても簡単です。ロボットがカードの上を移動して、自動的に読みとり、その後に絵本のスタートという場所に置くとプログラムが実行されます。

みなさんが機械を使う時に、「うまく読み取ってくれない。」「ボタンを押しても動かない。」など、困ったことがあるのではないでしょうか。このようなことが積み重なると、機械を動かすのは難しいを思ってしまいがちです。しかし、この教材はとても簡単に使うことができるのです。いちばん最後のページには、『こまったときは』という対処の仕方まで書かれています。

説明がとっても丁寧!

カードの使い方が視覚的に理解できる

使うカードの基本的な並べ方やルールが、視覚的に示されています。これは子どもたちにとって非常にわかりやすいです。例えば、「めいれいかいし」カードは最初に置き、「めいれいおわり」カードは最後に置くというシンプルなルールですが、このシンプルさが子どもたちにプログラミングの感覚を自然に身につけさせます。「なんとなくこうすればいいんだ!」という感覚を掴ませることが、学習の第一歩として大切です。

ストーリーで引き込む説明

この教材の特徴は、単に指示を出すのではなく、物語の中でキャラクターと一緒に冒険をしながら進めることです。各ステージが絵本のページをめくるように進んでいき、その中で状況が自然に説明されます。子どもたちは、自分自身が物語の主人公となり、ロボットと協力して課題を解決する感覚をもちます。そうすることで、プログラムの構造や目的がただのルールではなく、物語の一部として感じることができます。

ロジーボの優しい声かけ

プログラムを進める中で間違った操作をしてしまった場合でも、ロボット「ロジーボ」が優しく教えてくれる点も魅力です。例えば、「くりかえしカード」を使う際に「おわり」カードを入れ忘れると、「くりかえしおわりがないよ〜!」とロジーボが声をかけてくれます。また、まちがって途中でプログラムを中断してしまうと「いまはぼくを動かしたらだめだよ〜!」といった注意をしてくれます。このように、単に間違いを指摘するのではなく、なぜそのカードが必要なのか、どう使うべきなのかをロジーボが教えてくれることで、子どもたちは試行錯誤を通じて学ぶことができます。

読みやすさにも配慮

ほとんどがひらがなで書かれています。漢字が使われている場合でもふりがなが振ってあります。これにより、読みが苦手な子どもでも安心して取り組むことができます。視覚的な補助と合わせて、読み書きが得意でない子どもでも楽しんで学べる配慮が行き届いている点が、親さんとしても安心につながるかなと思います。

前に学んだことを忘れたら、振り返ることができる!

最初の方は使うカードの種類も枚数も少ないので、思った以上にどんどん進むことができます。しかし、やがてカードの種類や枚数が増えます。この時、「ん?考えることがたくさんあって、このカードはどうやって使うんだっけ?」となることが多々あります。特に、『くりかえし』と『じょうけん』の使い方を覚えるためには、何度も振り返って確認することが大切です。そんな時、並べ方や使う枚数がしっかりまとまったページがあるんです!とっても便利です。

私たちもやるべきことがたくさんあった時には、「今何するんだっけ?」とフリーズすることがありませんか?この時少し立ち止まって、ちょっと前の行動を振り返ると思います。それとよく似た感覚です。

しっかり論理的思考を養うことができる!

小学校では、学習の多くが『具体物』を使います。ブロックや図形を使って数や形を学ぶように、子どもたちは『実際に見える物』を使って理解を深めます。しかし、中学校や高校に進むにつれて、学習する内容は『抽象物』に移りかわります。数式や理論など、目に見えない概念を頭の中で理解しなければならず、これが『難しい』と感じる要因の一つです。この変化に対応するためには、頭の中で想像してシミュレートする力が必要になります。

ロボットと一緒に空間を想像する

ロボットの進む向きに対して『まえ』や『みぎ』といった方向を考える必要があります。これにより、子どもたちは自分の身体の向きとは異なる視点から物事を捉えなければなりません。つまり、頭の中でロボットの動きをシミュレートし、次にどのカードを使えば良いかを考える力が養われます。これは、地図の上を歩いているような感覚に近く、子どもたちは自分がその空間の中でどう動くべきかをイメージして取り組みます。

進み方がわからない時の対処法

もし、頭の中でのシミュレーションが難しいと感じた場合でも、工夫次第で解決できます。例えば、実際に自分の足で歩いて進む方向を確認したり、絵本を回転させて違う視点から考えてみるといいでしょう。そうすると、抽象的な思考が難しいと感じる場面でも、具体的な行動を通じてどうすればいいかを見つけることができます。このような体験は、抽象的な概念を学ぶときに助けになるかもしれません。

特殊な動きが豊富にある!

どんなものがあるかというと…
  • アイテムを取る、スイッチを押すなどのアクション!
  • エンタがコロンを充電するために押すという、なんともかわいい動き!
  • ラグという名の敵に見つからないように、『まつ』という行動をする!
  • キラキラな氷の床では滑ってしまうため、『いっぽすすむ』は、一歩ではない!
  • 『モヤモヤのマス』では必ず『じょうけん』を使う!

1つ1つの動き方はそこまで難しくありませんが、複数の行動が『組み合わさる』ことで、しっかり考えすことができます!

まとめ

『GoGoプログラミング〜ロジーボのひみつ〜』は、低価格で始められ、内容は非常に充実しています。パソコンやタブレットを使わないので、費用を抑えることもできます。視覚的な工夫、ロジーボの優しい声かけ、間違いへのフォローがあるため、子どもたちは安心して試行錯誤ができます。そのため、低学年の子どもでも理解しやすく、論理的思考力を養うことができます。絵本形式、豊富なステージ数、物語を通じてで進められる点も魅力的です。お手軽に始められますし、プログラミングの楽しさを学ぶ教材として、おすすめです!

YOKO

みなさんも一緒にやってみましょう!!

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