何でありのままで生きることが子どもの可能性を広げるの?自己肯定感・日認知能力ってなんで大切なの?

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YOKO

こんにちは!
WEBデザイナー&子どもプログラミング教室の先生の金原陽子です!
 @kinbara_yoko

近年、子どもを育てることに置いて「ありのままで生きることが大切」「自己肯定感」と言う言葉を様々な場所で聞くようになりました。

早期教育という、「早くからスキルを身につけさせる」という風潮も以前はあった中で、今は「子どもの心の土台をまずは育むことが大切」ということが重要視されています。

YOKO

本当にありのままでいいの?

この記事では、

なぜありのままが大切なのか?

こんな疑問にお応えしていこうと思います!

目次

ありのままでいいとは『どんな自分も自分で受け入れ認める』ということ

「ありのまま」と聞くと「じゃあどれだけワガママでもいいの?」と疑問に思う方がおられるかもしれませんが、決して「何でもやっていい、何でも許される」「大人は何も叱ってはいけない」という訳ではありません。

ありのまままでいいとは

どんな自分も自分で受け入れ認め、自分の命は唯一無二の大切なものだと自分で自覚し、自分を大切にすること

人が10人いたら、性格・体型・得意なこと・苦手なこと・興味を持つことetc…は十人十色。1人として全く同じ人間ということはありません。

YOKO

みんな一人一人遺伝子も育つ環境も違うんですからそりゃそうですよね!

みんな違うからこそ人は人と比べ、他の人より秀でている場合は得意げになったり、苦手なことが多いと劣等感でいっぱいになったり、「自分はダメな人間なんだ…」と自分を責めることだってあります。子どもの場合は大人に勝手に比較されてイヤな思いをする子もきっといますよね…。

人と比べることは自分の性質を知り、客観視する上でとても大切なことです。ただ、人より劣っていることがあったとしてもそのことで自分を否定する必要はありません

  • どんな自分の性質も客観視して「うんうん、自分ってこんな感じの人間だよね」って、自身の特性を受け入れる。
  • どんな特性を持って生まれてきたとしても自分は唯一無二の大切な命であることを自覚する。

自分のことを誰よりも自分が大切にする

『ありのまま』とは、どんな自分も大切にしていると言うこと。

次は、自分を大切にすることにどんなメリットがあるのかをお話ししていきます!

ありのままが子どもに与えるプラスの影響とは

もう一度立ち上がる心の土台に

人生100年時代。きっと100年もあればどん底に落ちることや、辛い出来事もたくさんたくさんあると思います。失敗しない人間なんてこの世にいません。

自分のありのままを認めることができていない場合、「自分はそんなはずじゃない…!」「やっぱりダメな人間なんだ…」と、うまくいかない自分のことを自分で否定し攻撃してしまうでしょう。たった一度の失敗で最悪の行動をとってしまう可能性もゼロではありません。

その一方で、どんな自分も認めることができていれば、失敗したり挫折した自分とも向き合うことができます。そして、たとえどんな状況下に置かれていても『自分の命は大切である』ことはブレることがありません。

自分と向き合えることで、たとえ挫けてしまってもエネルギーを貯めさえすれば、もう一度必ず立ち上がることができます。

思い切って挑戦することができる

ありのままの自分を認めることができていると、失敗に対する恐怖心が無くなります。『たとえ失敗したとしても間違ったとしても自分の価値は変わらない』と言うことを自分で知っているからです。

失敗に対する恐怖心が無いと起きること
STEP
失敗に対する恐怖がない
STEP
思い切って挑戦できる
STEP
ここで失敗したり間違っていたとしても冷静に客観視できる
STEP
失敗を分析し自分なりに改善をすることができる
STEP
もう一度挑戦することができる

つまり、ありのままの自分を認めていると言うことは、『思い切って挑戦し試行錯誤するために一番大切な土台になる』と言うことです。

自分の特性を自分で理解できる

ありのままの自分を認めることができていると言うことは、自分自身のことを冷静に客観視できていると言うことに他なりません。

自分を客観視できていると出来ること
STEP
自分を認め、自身を客観視できる
STEP
得意なこと・苦手なこと、自分の特性を正確に理解し受け入れることができる
STEP
自分の特性をどう活かすのか、自分を自分でどうフォローして生きていけばいいのか具体的に分析し行動することができる
STEP
自分の価値を自分で見出すことができる

パーフェクトな人間なんてこの世にいません。必ず長所があって短所があって、得意と苦手があって、できたりできなかったりします。「自分はそんな人間なはずじゃ無い。」と自分の特性に目を背けたままだったり、特性を認めずに「努力をすればなんとかなる」と体を壊すほどがむしゃらにやってしまったりすることもあるかもしれません。

そうではなく、自分を認めることから始め、向き合う。そうすると「じゃあこんな特性の自分とどうやって生きていったらいいのか?」と言うことを考えることができるようになります。そのように分析していると、短所だと思っていた部分が長所に変わったり、新しい自分に出会えることもあります。

ありのままの自分を認めると言うことは、自分の価値を自分で見出す土台になる

人からの賞賛で自分の価値は決まらない。自分の価値はきちんと自分で見出すことは、とても大切な力です。

どんな時も自分でいられる

多くの人は誰かに評価をされることで自分に価値があるんだ!と思いたいのではないのではないでしょうか。評価をされることは素晴らしいことです。しかし、外に価値を求めてばかりだと

  • 人の評価ばかりが気になって、相手の思うことに合わせてばかりで自分のことを大切にできなくなる
  • 外からの評価がなくなった時、自分は価値のない人間だと思い詰めてしまう
  • 人の顔色ばかりを伺い、自分の思いを見失ってしまう

と言うことになりかねません。

自分を認め、自分の価値をきちんと自分が知っていることができれば、周りの人でブレることはないですし人の評価を気にすることも無くなります。人に評価されなかったとしても、自分の価値は自分が知っているからです。

わたしの経験談

わたしは昔から自分に自信がなく心配性で、だからこそ努力で心配を埋め合わせ少しても自信をつけたい思いでいっぱいでした。

  • 文系から理転ができれば自信がつくかもしれない
  • 理転して無事卒業できたら自信になるかもしれない
  • 大学院を修了できたら堂々とできるかもしれない

外からの評価で自分の自信がつくものだと思い込んでいました。でも努力してもしても一向に自信なんてつかない。一生懸命やった先に待っていたのは適応障害。遂に身体を壊しました。

休んでいる日々の中で自分自身を責めることもありました。

  • なんでこんなに一生懸命やってるのにわたしだけうまくいかないのか
  • 自分の何が悪いのか
  • みんなと違うところは何なのか

でもある時、「責めていても羨んでいても何も変わらない」と思い、自分の思いや考えてること・好きなこと・嫌いなこと・苦手なこと・長所短所・強みなど紙にバーっと書き出してみました。ネガティブな部分にはとことん向き合いました。

とにかく人より仕事が遅い

何よりもこのことが自分のコンプレックスでした。でもこれだけ努力しても遅いのだから、もうきっとそういう特性なんだろう…。じゃあこの特性とどう付き合っていくかを考えるようになりました。

短所と向き合うことで起きる変化
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「遅い」と言う特性と向き合う
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どうやって付き合っていけばいいか考える
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遅いと分かっているなら先を読んで見通しを持って早めに始めたらいいのでは?
STEP
早速実践してみる
STEP
早めに始めさえすれば「質の高いものが作れる」と言うことに気づく
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短所で悩んでいたことが長所だと捉えられるようになる
STEP
いいものが作れると言うことが自分の価値となり自信となる

短所を受け入れ向き合うことで短所が長所になり、自分の価値を自分で見出した瞬間でした。外付けの評価で自分の自信をつけようとしていましたが、自分が元々持っているものから価値を見つけることが、本当にブレることのない自分に繋がることに気づきました。

この結果、こんな変化がありました。

  • 人の評価は気にならなくなる
  • 着飾ることなく自分のままでいられるようになる
  • 自分のために、大切にしたいもののために、世の中のために何ができるかを考え、行動できるようになる
  • うまくいかないことがあっても「じゃあどうするか?」を考えられるようになる

そして、さらにありのままの自分を認められるようになりました

変化があったことで、高校物理教諭になるという夢も叶い、出産後もWebデザイナーに転身したり、ボランティアでプログラミング教室を開いたり、これからまだまだやりたいことも実現していこうと思っています。

終わりに

スキルを身につけることは可能性を広げたり夢を叶える上でとても大切な要素です。でもそれだけでなく、「ありのままの自分を認めていると言う心の土台」にスキルが乗っかった時、より一層可能性がスピードを上げて広がっていくのだと考えています。

人生100年時代。親はずっと子どもの側にはいられません。

だからこそ自分で自分を大切にし、自分で可能性を広げられるように。子どもと接するときは目先のスキルではなく、「どうやったらありのままの自分を認められるのか?」と言う点を大切にしてみてください。

一人でも多くの子どもたちが(子どもだけでなく大人も)、未来や自分に希望を持って生きていけることを心から願っています。

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